橋本鉄也マーケティングコラム 急速に進むBtoBカタログのデジタル革新(2/3)

橋本鉄也マーケティングコラム 急速に進むBtoBカタログのデジタル革新(2/3)

当社では『印刷のプロ』として、ハード面の品質(RGB6印刷や、カタログ診断、カラーマネジメントシステム等)だけでなく、ソフト面(マーケティング理論に基づく紙面デザインやDMのBPOサービス)でもお客様のお役に立てるよう、日々努力を続け、実績を上げております。今回は当社と懇意にさせていただいているDAM CREATIVE代表橋本鉄也氏執筆によるコラム『BtoB企業のカタログの革新』を全3回に渡って紹介させていただきます。Webファーストの観点から見たカタログDTP制作の考察は必見です。

負担が増えるデジタル化の波
カタログは、役割と結果をしっかり定義することでおのずとカタチが決まります。ですが昨今、情報の入手経路に変化が起こり、定義する基準が増えてきました。そう、Webやスマートデバイスの普及です。Webやスマートデバイスの急速な普及でBtoB企業の中でデジタル化の波が押し寄せてきました。スマホ・タブレットからいつでもどこでも、社内外の情報へアクセスすることができるようになり、とても便利になりました。

しかし、便利になる反面、情報入手経路の増加で情報自体が膨大に増えたのです。これにより担当者は、取捨選択が増えることのメリット・デメリットを味わうことになります。自社にとって最適な商品やサービスを探し、選択することは、BtoB市場の購買プロセスのフェーズでは、とても労力がかかることなのです。当然ですが、カタログにも色々な要望が増え、対応しなければなりません。

 

役割が増えるカタログ
デジタル化に伴い、紙とデータの両方が必要になり、さらには様々なデバイスに対応することを望まれます。これにより、困った問題が起こります。そう、予算の圧迫です。様々なデバイス対応やカタログ自体にも要望が増えてくることで、作るコストが増えてくる現象が起こるのです。カタログデータの普及で、紙カタログが果たしていた役割や使い方も少し変わることになります。しかし、BtoB市場での購買行動プロセス(買い手)に合わせたマーケティングを行わなければ、成果をあげることができません。求める結果と役割によっては、すべて作らなければならないこともあります。顧客に多くの情報を届けるメディアミックスから、顧客をいかに動かすかを意識した情報導線(ストーリー)でニーズの高い顧客を発掘するクロスメディアマーケティングが有効になってきます。

メディアミックスとクロスメディア
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デジタルに求めるカタログの強化
一般的にデジタル化で速さや便利さがもてはやされますが、デジタルの利点で一番のメリットは、「つながる」ということです。しかし、その利点もアナログである生身の人間には、デジタルは浸透しにくいものだと感じています。深く浸透させるには、顧客とのコミュニケーションや情報伝達の強化が重要になり、クロスメディアを使って相乗効果を求めることが先決です。さらには顧客に商品理解をより深めてもらう方法として、商品のメリットやイメージを疑似体験してもらうためのストーリー性や音声や動画などが使えるデジタルは大きな利点といえます。 紙カタログにおいては、顧客訪問のきっかけ作りから、話題、企業イメージも含め、まだまだ価値があり、デジタルにつなぐことの入口にしているケースも多くあります。デジタルとアナログの情報伝達をどのようにつないでいくかの導線設計が成功するポイントだと考えています。

→橋本鉄也マーケティングコラム 急速に進むBtoBカタログのデジタル革新(3/3) に続く

 

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橋本鉄也(はしもとてつや) 略歴

制御系システム開発会社でエンジニアを経て、クリエイティブの世界へ転身。企業のマーケティングサポートや大量ページの自動化を初め、CTP・オンデマンド印刷事業を構築。昨今では人工知能・IoTを使った、働き方が変わるデジタルマーケティングシステムを構築・サポートするDAM CREATIVEを設立。クロスメディア向けコンテンツデータベース構築を推進するウェブファーストを出版やセミナー講師など。

働き方が変わるデジタルマーケティング
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