スペースマネジメントという考え方

スペースマネジメントという考え方

スペースマネジメントは店頭棚割りのことです。

生産性の高い売り場を創るときの基本原理です。

セールスシェアとスペースシェアは値を同じくする
販売率=占有率

スペースマネージメントは店頭棚割りのことです。

生産性の高い売場を創るときの基本原理です。

たとえば同じ形状の商品(缶ジュースなど)を10個置けるスペースがあって、3種類の商品を並べる場合、どのようにならべるか。

この場合の基準になる考え方がスペースマネージメントです。

通常3種であれば3つ(3フェース)づつ3種で9個、1個余りとなりますが、スペースマネージメントでは販売率にあわせてフェース数を決めます。

そこで各商品の販売率(セールスシェア)を把握する必要があります。

もし、商品Aの売り上げが3種類合計の50%、Bは30%、Cは20%だった場合はフェースの割り当ては、Aは5個、Bは3個、Cは2個になります。

このように一定期間の販売率で棚割りをすることで効率の良い売場になります。

 

※配列例

では、販売実績のない新製品の場合、スペースマネージメントはどうなるでしょうか?

既存の商品であれば全体の販売率を算出することができますが、新製品の場合はその実績数字がありません。

そこで、スペースマネージメントでは「新製品には20%のスペースを与える」という原則があります。

それは20%以下のスペースでは新製品の登場感の演出ができません。つまり目立たないことになります。また、20%以上のスペースを与えてしまうと他の商品の売れ行きに影響が出すぎる場合がおこります。

そこでスペースマネージメントでは20%が最適配分と考えます。

したがって新製品を入れる場合の配分は、新製品は2個、Aは4個、Bは2個、Cは1個になります。AとBを各々1個減らして新製品のスペースを確保しました。

新製品売場コーナーなどを設置する場合も、売場全体の商品占有スペースから新製品コーナーを検討する必要があります。

 

※新製品を入れた配列例

もし、既存商品の売上が同じだった場合、スペースマネージメントではどうするのでしょう?

ここからが、本当のスペースマネージメントです。

スペースマネージメントは販売率と占有率を同じにするという考えです。

売れるものにスペースを与えることですが、スペースを与えられたものは売れるという原理がはたらきます。

そこで、販売率が同じ商品の場合、売りたいものにスペースを割り当てることになります。もしC商品が一番売りたいのであれば、新製品は2個、Aは2個、Bは2個、Cが4個になります。

 

※C商品を中心にした商品配列

さて、スペースマネージメントはインストアでの棚割りですが、この考え方はグラフィックデザインでのポスターやカタログのレイアウトにも応用することができます。

次回はデザインのレイアウト手法として、スペースマネージメントをご紹介したいと思います。