RGB画像の修正について

RGB画像の修正について

今までにもRGB(6色)印刷につきましては幾度と紹介させていただいておりましたが、今回はRGB画像データの修正につきまして掲載させていただきます。まず弊社が何故、RGB(6色)印刷に取込むようになったのかをご紹介させていただきます。

従来の印刷は4色(CMYK)で行っておりましたが、色再現領域が狭い為、表現したい色が再現できないことに妥協を強いられておりました。昨今では印刷物のクオリティを求められるお客様が多く、より現物や原稿に近い色再現が可能な、広色域のRGB(6色)印刷に取り組み始めました。弊社でのRGB(6色)印刷と呼んでいる物とは、CMYK+O(オレンジ)+G(グリーン)で再現しており、CMYKでは濁って綺麗に出なかったオレンジとグリーンに照準を絞り、取り組んでおります。

RGB(6色)印刷に取込むようになり、立ち上がり当初は非常に苦労をいたしました。なぜなら、従来の製版行程ではCMYKにて色修正を行っており、4色それぞれ表示されたパーセントがそのままの形で印刷に反映されますが、RGB(6色)印刷をするには当然RGB画像データを扱う為、6色に分版されるまで結果が分からないからです。今までの経験でCMYKでの色再現は体に染み付いていますが、RGBでの色再現は皆無に等しく、いわば手探り状態と言っても過言ではありませんでした。

RGB画像でR(レッド)に手を加えるとどうなり、G(グリーン)に手を加えるとどうなるから始まり、実際に6色に分版されたものの想像がつかないので、当初はあらかじめ6色分版した画像を使用し修正しておりました。そうすることにより網点のパーセントが表示され、今までCMYKの画像データを修正していたときとあまり違和感無く作業ができ、品質的に許容できるこの方法で経験値が増えてきましたらRGB画像を直接に修正できるようにしようと決めておりました。

昨年の5月にRGB(6色)印刷の色を再現できる10色の大判インクジェットプリンターの導入をして、カラーマッチングを行うことにより色の確認ができるようになりました。またRGB画像に対するハンドリングのノウハウも出来てきましたので、RGBモードで直接に画像の修正を行うようにしています。現在ではRGB印刷に関しては、100%RGBモードで画像修整を行っています。

ハイエンドスキャナによる4色画像分解という行程は非常に少なくなり、デジタルカメラで撮影されたデータ入稿が大半を占めるようになりました。webの急速な発展に伴って、クオリティの高いRGB画像の要求も増えてきており、RGBデータのハンドリングは益々増えてくると予測されます。RGBデータのハンドリングのノウハウはRGB(6色)印刷に限らず、色々なメディアで必要となってくる技術だと考えています。 既に世の中に弊社でRGB(6色)印刷をいたしました商品が出回っておりますますが、更なるノウハウ、クオリティの追求に邁進してまいります。

【参考】

CMYKの色領域から離れた状態
CMYKの色領域から離れた状態
RGB画像を修正する際、ある程度の指標にはなりますが、6色なので結果はかなり違います。

CMYKでの色再現領域がオーバーしている画像
CMYKでの色再現領域がオーバーしている画像
グレーアウトした部分が多いほど、オレンジとグリーンインクの占有量が増え6色印刷を行う際、効果が大きくなります。

モニターによるRGB再現イメージ
モニターによるRGB再現イメージ
AdobeRGBをカバーできるColorEdgeモニターに、弊社オリジナルの6色分版用プロファイルをあててカラーマネージメントしています。プリントイメージをできる限り近づけることにより、見た目重視の画像修正も可能です。