印刷の品質~色原稿による印刷品質への影響~

印刷の品質~色原稿による印刷品質への影響~

印刷の品質を保つために、現場での品質管理を常に行っています。
インキや水やパウダーの量が適正に管理されているか、
ローラーやブランケットなどの消耗資材品は適切に管理されているか、
印刷される用紙は適切な湿度と温度で保管されているか、
印刷機のコンディションは良好に保たれているか、
などを常に管理を徹底し、汚れや網点不良などの不具合が発生しないように努めています。

印刷の品質には色調の品質も重要です。色調も印刷現場での品質管理が重要ですが、これだけでは品質が保たれません。もう一つ大事な要素があります。それは(印刷)原稿の品質が良いことです。
たとえば、現場の品質管理がしっかりできていても、印刷原稿が印刷できないような発色をしていると、どう頑張っても原稿どおりの色調を印刷で再現することはできません。クライアントは、原稿で校了にしているわけですから、原稿に問題があっても、原稿どおりに印刷されていなければクレームの対象となってしまいます。
このようなケースは、原稿が他社で作られた場合に起こる可能性が高くなります。

このようなケースが起こる原因は、

  • 印刷の色域を超えた設定をしているプリンターで出力したプルーフが原稿の場合
  • 色のバランスがくずれている状態で出力したプルーフが原稿の場合
  • 平台校正で印圧が高く、網点が潰れて濃度が高くなった校正刷りを原稿とする場合

などが考えられます。
もし、原稿と印刷の色が合わない場合は、CTPでドットゲインカーブを入れた版を再度出力して印刷をやり直します。ドットゲインカーブで対処できない場合は、製版工程まで戻ってもらって、データから手直しを依頼する場合もあります。このようなケースになると、品質の劣化や納期遅延なども起こる可能性があります。
このように印刷の品質は、現場だけの品質管理では保つことはできませんし、印刷におろされる原稿の品質も良いものでなければいけません。

当社ではCMS(カラーマネージメントシステム)を組んで、製版のプルーフと、印刷の色とをマッチングさせていますので、製版工程で作る原稿の品質は高くなっています。
最初にご紹介した現場での様々な管理に加え、刷り取りのチェックの方法、作業手順などの基準書を作って、すべての案件で同じ作業標準で作業を行うことにより、印刷の品質を高めています。