流し込みシステムの構築

流し込みシステムの構築

当社では、大手スポーツメーカー様のカタログ制作を承っており、そのカタログでは、品番ごとに様々な色の組み合わせで受注を受けられるよう、ページあたりにパターンの違う数十種類ものカラーサンプルを掲載する形となっています。

写真:自動流し込みシステム  写真:完成品

昨年まではその色の組み合わせをすべて手作業で、例えば、「地色部分はA色、襟部分はB色、ラインはC色・・・」というような工程で作業を行っておりました。具体的には、お客様から支給されたリストに基づいてイラストのデータに手作業で着色。その後、着色したイラストをひとつひとつドキュメントデータとしてカタログに貼り込んでいました。

もちろん作業には細心の注意をはらっているものの、膨大なデータを人的に処理するために着色作業での間違いや、貼り込む順番を間違うケースが出てしまう可能性があるため、校正にも時間がかかってしまう状態でした。

そのような中、お客様から『自動的に色が配置できるようなシステムを作ってほしい』というご依頼もあり、ご要望に沿ったプログラムを当社で開発をすることになりました。

私にとってシステム開発を含んだ印刷物受注の経験は初めてのことで、スケジュールの段取りや調整に手間取って関係スタッフに迷惑をかけてしまった部分もあったのですが、お客様、デザイン事務所様の協力と現場や上司の協力で無事にシステムも完成し、カタログを納品できたことが大きな自信となりました!

開発したプログラムを使用する事によって、お客様から頂いた色指示のエクセルデータを、イラストレーター上で自動で流し込むことが可能となり、結果として着色の間違いとイラストの配置間違いはゼロとなりました。
また、校正に費やす時間も以前よりかなり短縮することができたことで、お客様からも高い評価を頂くことができました。
ただ、データを自動的に流し込んで着色、配置をするので、元のデータが間違っていれば当然そのままの仕上がりとなりますし、データ構成を間違うとずれが生じることにもなるため、事前にデータをしっかりと確認し、順番通りになっているかも人の目でしっかりとチェックをしました。
また、流し込み後の確認作業も徹底して行い、間違いがないかを詳細にチェックしたうえで納品をさせていただきました。

今後も新しいシステムを活用しながらチェック体制もより充実させ、お客様に満足いただける商品を提供していきたいと考えています!